心臓血管外科で働く看護師のやりがい

心臓血管外科は人の生死に関わる事が多い診療科で、突然の発作から救急車で運ばれてくる患者さんも少なくありません。医療技術は最先端である事が求められ、手術にはリスクもあります。緊迫した場面に遭遇する事が多い為、現場でのプレッシャーは相当です。肉体面でも精神面でもタフでなければ務まらない職場ですが、心臓血管外科だからこそ味わえるやりがいもあります。

まず、看護師としての自信がつく事が挙げられるでしょう。心臓血管外科で働く為には、心臓や血管についてしっかりと勉強する事が大切です。治療や検査、薬剤、心電図の読み方など、学ぶ事は多岐にわたり、高度な知識と技術が求められます。

また、急に容態が悪化する患者さんも多く、急変に備えて常に注意を払わなければなりません。もし急変が起こった際には、何を行うべきかを瞬時に判断して行動する必要があり、観察眼や判断力が養われます。その一方で、長期間入院する患者さん一人ひとりとしっかり向き合う事が可能です。命に関わる重病の患者さんに対して、看護師として何ができるのか、どうすれば患者さんが快適に過ごせるのかを考える事は、仕事の充実感にも繋がるでしょう。

急患で運び込まれてくる患者さんや急変する患者さん、無事に回復して退院される患者さんなど、様々な出会いがあります。中には、死生観が変わるような体験をする看護師もいます。命の危機から無事に生還する患者さんも多く、感謝の言葉や笑顔に力付けられるのもやりがいです。